タムラソウ(キク科タムラソウ属)
2012・8・27 八方尾根
タムラソウは一見すると花がアザミそっくりでのアザミの仲間かと思われるほどよく似ている。葉に棘がないことで区別できる。
茎葉は羽状に深く裂け、下部の葉には長い柄がある。葉はアザミよりやや薄くて柔らかい
頭花は上向きに咲き、直径2~3cm
総苞片は淡い黄褐色
八方尾根には多数生育し、夏の終わりを彩っていた
カライトソウ(バラ科ワレモコウ属)
2012・8・27 八方尾根
8月下旬の八方尾根はカライトソウ、シモツケソウ、タムラソウの紅紫色で覆われ、華やかさの中にもシャジンやワレモコウなど秋の花が咲き、秋の訪れを告げていた
高山帯~亜高山帯に生え、唐糸を思わせる紅色の花穂が良く目立つ
花穂の先端から開花するのが特徴で、基部から開花するユキクラトウチソウ(雪倉唐打草)と区別できる
小葉は長さ4~6cmの楕円形の楕円形の鋸歯がある
ヤナギラン(アカバナ科アカバナ属)
2012・8・27 八方尾根
ゴンドラ、リフトを乗り継いで最後のリフトを降りた八方山荘の玄関前に、やや盛りを過ぎてはいたが、真っ赤に咲いていた。
ほとんどの登山者が登るのに忙しく、目もくれず八方尾根への坂道を駆け上って行った。
山地帯や亜高山帯の草地や礫地に生える高さ0.5~1.5mになる多年草、群生する
茎はほとんど枝分かれせず、葉は互生、葉柄は短く、下部の葉は花の頃枯れる
茎の先に30cmほどの総状花序に濃紅紫色の花を多数つけ、下から順に咲く
花弁は4個で長さ1.5cmの倒卵形 褐色の種子を多数つける
平成24年8月27日(晴れ) 唐松岳に登りました
今回は高山植物を撮るのを目的に一泊(いつもは日帰り)でゆっくり登りました
コースタイム
8月27日(月)晴れ
自宅 3:30→諏訪湖SP 4:40→八方ゴンドラ駐車場 6:40→ゴンドラ 7:30→リフト下・八方山荘 8:00→出発 8:10→丸山ケルン 10:38→出発 10:50→ 唐松頂上小屋11:28→唐松頂上(2696m)11:28
8月28日(火)晴れ
唐松頂上小屋(出発)6:04→ゴンドラ9:20→お茶・休憩→ゴンドラ駐車場10:29
天気もよく、気温も高めでしたが、秋の気配を感じました
花は晴天続きで、昨年より開花が進んでいるようでした
☆明日のブログより八方・唐松岳の花を掲載(一日一花)いたします。是非ご覧ください。
ヨツバシオガマ(ゴマノハグサ科シオガマギク属)
2012・8・3 仙丈岳頂上付近
高山帯~亜高山帯の広葉草原や風当りのやや強い草地に生える多年草
高さ 10~40cm
花は紅紫色で茎の先端にふつう4個ずつ4~8段に輪生する
花冠は唇形
見分け方は葉による。ニンジンのような葉がミヤマシオガマ、羽状に深く避けるのがタカネシオガマ、葉が4枚で、羽根状に裂け、さらに避けるのがヨツバシオガマ、花の長さが4cm位で一番大きいのがオニシオガマ、
仲間にクチバシシオガマ、ハッコウダシオガマ、ヒメヨツバシオガマ等、日本には14種ある
ミヤマコゴメクサ(ゴマノハグサ科コゴメグサ属)
2012・8・3 仙丈岳頂上付近
コゴメグサの名の由来は小米草で、白い小さな花が米粒を思わせることから
草丈7~15cmになる半寄生の1年生で、茎に白色の短毛をつける
花は上部の葉腋に一個ずつつく
八ヶ岳連峰の一つ硫黄岳(2790m)に桜台より、日帰りで登りました
コースタイム
自宅3:30→樅の木荘5:00→桜台(駐車)6:10→出発:6:25→夏沢鉱泉6:55→オーレン小屋8:35→頂上9:55→下山:10:25→分岐10:45→オーレン小屋11:35→桜台(駐車場)13:00→原村樅の木荘・もみの湯<入浴>
駐車場では涼しく秋の訪れを感じた。 硫黄岳への登りはさすがに、残暑厳しかった。
毎回運転していて思うことは、桜台への道は狭く、避け合いが大変で対向車が来なければよいと思う。帰路、工事用の大型ダンプと会ってしまった。ダンプは道路いっぱいで、広場までの長いバックが大変だった。
桜台の駐車場は狭く、岩が出ていて駐車が大変。毎回車の下を石にぶっつける。 自家用車の方は注意!.
ミヤマツメクサ(ナデシコ科タカネツメクサ属)
2012・8・3 仙丈岳頂上
八ヶ岳、白馬岳、槍ヶ岳、木曽駒ケ岳、赤石岳、荒川岳の高山帯の砂礫地に生える多年草
高さ2~4cm よく分枝しマット状に広がる
花は枝先に1個つける 白色で花柄に繊毛がある
タカネグンナイフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)
2012・8・3 馬の背
グンナイフウロの品種で、花の色が濃く、葉の裏の脈上だけに、毛があり、高山に生える
グンナイフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)
2012・8・3 馬の背ヒュッテ付近
郡内は山梨県東部の郡内地方で最初に見つけられての命名
亜高山帯の草地に生える多年草
草丈30~50cm
茎は上部で枝分かれし、径2~3cmの淡紫紅色の花をつける
ヤマホトトギス(ユリ科ホトトギス属)
2012・8・3 大平山荘付近
山地の林下などに生える30~70cmの多年草
葉は互生し長楕円形
茎の先端と葉の腋に腺毛のある散房花序をだし、白色で紫の斑点がある花を1~3個開く
ハクサンボウフウ(セリ科カワラボウフウ属)
2012・8・3 大平山荘付近
ボウフウは日本にはないが風(風邪)を防ぐ効果のある薬草で、本種はそれに根茎が似ていて加賀の白山で発見されたことによるが、薬用にはされない
亜高山帯~高山帯の草地に生える多年草
茎は中空で高さ10~30cmになり、上空で枝分かれする
茎や枝の先に直径2~5cmの複数形花序を出し、直径2~3cmの白い花を多数つける
タカネナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)
2012.8.3 馬の背ヒュッテ付近
撫子ジャパンの撫子は園芸品種であろうか?。基本種はエゾカワラナデシコは苞が2対しかなく、先は尾状で短く尖る。また、下部の方が苞が特に大きいものが多い。低地に生えるカワラ撫子は花弁の切り込みがタカネより浅く、蕚の基部の苞は3~4対あって先は芒状に長く伸びて尖る
高山帯の岩礫地や草地に生える多年草
全体に無毛で粉白を帯びる
花は茎の先に1~3個つける 紅紫色
花弁は5個で下部は細い爪状になり蕚筒内にある
ゴゼンタチバナ(ミズキ科ゴゼンタチバナ属)
2012・8・3 小仙丈付近
亜高山帯~高山帯の林下や林縁に生える5~15cmの多年草
葉は4~6個が輪生状につき、長さ2~6cm
花は小さく、10数個が集まって咲く
白い花弁のように見えるのは4個の総苞片である
核果は直径5~6cmで赤く熟す
ミヤママンネングサ(ベンケイソウ科キリンソウ属)
2012.8.3 仙丈岳頂上直下
頂上を示す標の直下に岩場に風を耐えて生えていた
山地帯から高山帯の岩場に生える多年草
茎は針金のように細く硬く地を這って分枝する
花は集散状に集まって咲く
花弁は5個 長披針形で先が尖る
雄しべは10個 花弁より短い
日本固有種
マルバタケブキ(キク科メタカラコウ属)
2012・馬の背ヒュッテ
鹿も食べないと云われているが、草地がなくなり餌不足になると食べる
山地帯から亜高山帯の林縁や草地に生える高さ40cm~1.2mになる多年草
本州中部以北の太平洋側に分布
根生葉は長さ、巾ともに30cmの腎円系で表面に光沢がある
頭花は黄色で直径8cmと大きい
コバノイチヤクソウ(イチヤクソウ科イチヤクソウ属)
2012・8.3 薮 沢
大平山荘からの藪沢登山道の森林帯縁に、10cm位の草丈で点々と、長さ100mにわたり群生していた
イイチヤクソウの群生は良く見かけるがコバの群生は初めてである
亜高山帯~高山帯の下部や林床や林縁に生える半寄生の多年草
地下茎は横に這う 葉は4~4枚、葉の退化したものを一葉イチヤクソウと云う
花茎は10cm~15cm 先に3~7個の花をつける
花は白色、時にはわずかに赤味を帯びる
日本固有種
タカネビランジ(ナデシコ科マンテマ属)
2012・8・10 大平山荘
ビランジと名のつくものは全部で6種あり、日本特産種である
本州産のビランジはビランジ、オオビランジ、タカネビランジ、ツルビランジの4種ですべて母種はオオビランジである
ビランジに仲間は中部太平洋側だけに産し、日本かいがには無い
仙丈岳でも40年位前は山頂付近にも見受けられたが、今は見受けない
甲斐駒登山口のテン場の長衛レリーフの下には、毎年見られる
南アルプスの高山帯の岩場に生える多年草
根茎は長く横に這い、分枝する
花は1~数個が上向きに咲く
花弁は5個で切れ込む
花は淡紅色であるが濃淡に差がある
今年2回目の仙丈岳(3033m)に登りました
自宅 330→仙流荘駐車場4:50→北沢峠行きバス5:50→大平山荘6:55→出発7:10→馬の背ヒュッテ9:20→仙丈岳11:15→下山11:30→北沢峠14:25→バス14:35→駐車場15:30
天気がよく、午後は曇り、藪澤コースを花の写真を撮りながらゆっくりと登った。
花は例年より少なめか。鹿の害も馬の背ヒュッテの網を張ったところは復元していた。3年前は被害甚大で、裸地も多かったが、関係者の尽力により、徐々に回復しつつある
タカネツメクサ(ナデシコ科タカネツメクサ属)
2912・8・3 極楽平
高山帯の砂礫地や岩場に生える多年草
高さ2~6cm よく分枝しマット状になる
花は茎の先に単生する
花弁は長楕円形で先は丸く半透明の筋が3本ある
ミヤマクロユリ(ユリ科バイモ属)
2012・8・3 千畳敷
千畳敷きの這松近くの草叢にひっそりと咲いていた
亜高山帯から高山帯の草地に生える
草丈10~20cmの多年草
花は暗紫色で、黄色の細かい斑点があり、茎の先に1~2個、斜めに下向きに咲く
イワギキョウ(キキョウ科ホタルブクロ属)
2012・8・3 極楽平
空木岳に向う稜線の砂礫地にところどころ咲いていた
高山帯の砂礫地や岩礫地に生える多年草
葉は薄く、縁に鋸状の突起がある
花は鐘形で長さ2~2.5cmで5裂する
花はチシマキキョウより青味の強いコバルトブルーで、斜め上向きに咲く
チシマギキョウとの区別はイワギキョウは花弁に毛がなく(チシマは長い毛がある)、萼片に鋸歯がある(チシマはない)
ヨハハコヨモギ(キク科ヨモギ属)
2012・8・3 極楽平
ロープウエイを降り、急坂を上り詰めた極楽平の空木岳方面に向かう砂礫・岩礫地凡そ500mに、コマウスユキソウと混生して咲いている
木曽駒ケ岳と北岳の一部のmに生える希少種
環境省の絶滅危惧種に指定されている
茎は絹毛が密生し、上方は分枝する
葉は掌状に裂け、毛が生えるので白く見える
花は茎の先に多数つき、汚白色
モミジカラマツ(キンポゲ科モミジカラマツ属)
2012・8・3 木曽駒
ロープゥエイを降り千畳敷カールより極楽平までの斜面に、コイワカガミが咲き終わった後に、カラマツソウが一面に咲き誇っていて、カールの急斜面を登る登山者を楽しませていた
葉が紅葉状で葉がカラマツの葉に似ていることから
高山帯から亜高山帯の湿った草地や草地に生える高さ20~50cmの多年草
花は花弁が無く、白い雄しべが目立つ
カラマツソウとは葉の形で違いがわかる
コマウスユキソウ(キク科ウスユキソウ属)
2012.8.3 コマウスユキソウ
別名 ヒメウスユキソウ
日本固有種
長野県特別指定希少植物
木曽駒ケ岳の花崗岩礫地に特産する多年草で環境省からも絶滅危惧種に指定されている
私は長野県希少野生動植物保護観察員に認定されていますので、年に2~3回観察に行っています
日本ウスユキソウの仲間では最も小さい。エーデルワイスの仲間である
花茎は高さ4~10cm
葉の上面は薄く白毛が生え、仮面は厚く綿毛が生える
星形の花のように見えるのは苞で中心の半球状のところが花で
咲始めは黄色でのち褐色になる
★ 明日より木曽駒の高山植物を一日一花で紹介します
ミヤマカラマツ(キンポウゲ科カラマツソウ属)
上高地 2012・7・18
上高地から横尾までの道沿い咲いていてよく目立つ
亜高山帯~高山帯の林縁に生える高さ10cm~80ccmの多年草
茎葉は2~3個 茎と花柄の分岐点に小さな葉(托葉)がない。カラマツソウはある
花は散房状に多数つく
花には花弁がなく、蕚片は白色 たくさんの花糸(雄しべの柄)が目立つ
ミヤマカタバミ(カタバミ科カタバミ属)
2012・7・18 涸沢
亜高山帯の木陰などに生える多年草
葉はすべて根生して長い柄があり、3小葉からなる
花柄の先に白い花を1個つける